お茶に関する情報
荒茶(あらちゃ)とは
荒茶とは、茶畑でとれたままのお茶のことです。
といっても、花びんの花が、そのままでは、しおれて枯れてしまうように、収穫したお茶の葉もそのままでは、酸化がすすみ、すがすがしい香りもみずみずしい緑色も失われてしまいます。
そのため、収穫した生葉は、お茶農家が生葉を茶畑から製茶工場に運び、蒸して 揉んで 乾燥させ、茶葉の酸化をとめるのです。
このように収穫、製茶をしただけの茶葉を荒茶(あらちゃ)と呼びます。
一般的に、できあがった荒茶(あらちゃ)は、市場などを通じて、お茶問屋さんのもとへ運ばれます。そして、問屋さんで荒茶(あらちゃ)は、二次加工され、茶葉の大きさをそろえるためにきざまれたり、ほかの産地の茶葉と合組(ごうぐみ→ブレンド)されたりします。
そうやってできたお茶が、ついに消費者の皆さまのところに届けられるのです。
つまり、荒茶(あらちゃ)とは、一般的なお茶にくらべると、茶葉がきざまれていないので大きく、ブレンドがまったくされていない茶畑でとれたまんまのお茶なのです。
だから葉っぱがそのまま見えるお茶、茶柱が立つお茶です。
これこそが、荒茶(あらちゃ)の魅力。
私が感動したお茶が荒茶だったからです。
その荒茶とは、私がお茶農家になるきっかけになったお茶で、茶畑できたてのフレッシュな香りと味わいを、一葉一葉楽しめるお茶でした。
しかもそれは自然の恵みなので、同じ茶畑、同じ茶樹でも、毎年毎年の気候により味も香りも変化します。
それはいわゆる一期一会のお茶ではないかと考えています。その違い、その一葉一葉のお茶との出会いに、私は感動しました。
だからその感動を共有、共感して、世界中のお茶好きな人々と一緒に感動したい。楽しみたいと思っています。
そのためには、一葉一葉に愛情を込めて土から気候風土と一緒に育てることも、もちろん大事ですが、お手元まで丁寧に届けることも、私達は感動できるお茶に不可欠と考えています。
これが喜多章浩が考える本来のお茶
一葉一葉が、カットされていないので、大きく、茶殻が茶畑の状態に近い、葉っぱのままで美しい。これが喜多章浩が考える本来のお茶。
二次加工したお茶では見れない葉っぱなのです。
私達は、美味しいお茶をつくるだけでは、足らないと考えています。
私達が考える感動できるお茶は、毎年毎年、茶畑ごとに香りや味わいが違うので、例えば、「この年のこの茶畑のこの品種は、こんな特徴があるから、このように淹れていただくと、こんなに違う香り、味わいになります」まで、丁寧にお伝えし、お届けしたいのです。
さらに、どんな所で、誰が、どんな気持ちでつくっているか?お手元までどのように届き、そのお茶をどのように淹れたら、最高においしく飲めるのか?またそのお茶を飲んだ世界中の人々はどのように感じたか?を、わかりやすくお伝えすることで、お茶の香りや味わいを楽しんでいただくのと同時に、その一葉一葉にこだわる情報・考えや背景をも楽しんでいただきたいと考えています。
そして私がお茶農家になった、きっかけのあの感動の一杯を、あなたに飲んでもらいたい。世界中のお茶を飲む人にお届けしたいと日々活動しています。
つまり、私達が荒茶にこだわり、お茶を通して表現したいことは、私達のお茶を飲んでくれた人に、圧倒的な感動とシアワセをお届けし、一緒に感動したいのです。感動のお茶をお手元にどうぞ
こちらは4つのことをしています。
- 海外通信販売
- 海外ティーツアー
- 国際茶園協会
- インターンシップ制度
4つのこと
1、2008年より、海外通信販売可能な体制を構築しました。116ヶ国に発送可能です。2017年現在、67ヶ国に発送実績があります。
2、世界中のお茶好きな人々と繋がりたくて、海外ティーツアーを、2010年からやっています。毎年毎年ツアーを組み、たくさんのお茶好きな人々とご縁を持てています。
3、2011年に、ご縁のあった世界中のお茶農家の人々からの要請で、国際茶園協会(インターナショナル・ティー・ファーム・アライアンス 略称 ITFA)を立ち上げました。世界中のお茶農家さんと、情報交換や交流を行っています。
4、2012年より、インターンシップ制度を始めました。世界中から、日本に興味があり、日本茶を学びたい若者におぶぶの取組を学んでもらっています。
4年余りで、約70人の受入をしています。
今も日本茶普及欧州ツアーなどで卒業したインターン生が、たくさん活躍をしています!
彼ら、彼女らの今後の将来が楽しみです。