おぶぶのアメリカツアー
訪問地その4:シアトル・おぶぶアメリカツアー2008
おぶぶアメリカツアー2008訪問地その4 シアトル(ワシントン州) |
2/25 9:30 最後の町・シアトルに到着!/17:00 カフェ(kuan Yin)で打合せ。シアトル到着!奇跡のような出会いの連続! シアトルの町並み。はるか遠くには、富士山より高い マウント・レイニアが見える。 シアトル到着! この町は、今まで行ったアメリカのどの町よりもコンパクトにまとまっている。 公営のバスが町の隅々まで走っていて、たくさんの人が利用している。(僕も空港からバスで、ダウンタウンまで移動。40分くらいバスに乗ったのに、料金は、たったの$2.50!(300円くらい)。驚くほど安い! 僕たちにとってシアトルは、はじめての場所。おぶぶのお客様がおられるわけでもなく、ただ単にイチローが活躍しているシアトルを一度訪れてみたいという想いだけで、来てしまいました~。 このめがねの青年が、ジェームス。 (分かりにくいけど・・・。) それだけに、このシアトルでは、常識ではちょっと理解できないような『縁』に導かれたものとなりました。 うそみたいな話ですが、ツアー計画中の日本にいる段階では、シアトルにいる知り合いは、なんと、去年のアメリカツアーの帰り道、飛行機でたまたま隣になったジェームスというアメリカ人しか、ほぼいないという恐ろしい状態。^^; たった一回、しかも飛行機で隣になっただけの言ってしまえば、赤の他人。 そのジェームスが教えてくれたティーハウスのリストを頼りに、電話とメールでアポイントメントをとりつけたのでした。 ジェームス(右)と友達のジョン(左) パナマホテルティーハウスにて。 そのリストにあった8軒のティーハウスに電話とメールでアポイントを入れ、なんと5軒ものティーハウスと会う約束を取り付けることができました。 ほかの町に比べて、シアトルには、コーヒー専門のカフェが多いだけでなく、ティーハウスも多いというのがはじめの驚き。(サンディエゴでは、infusions of teaの一軒くらいしかない。。。) その上、5軒ものお店と会う約束がとりつけられたのが次の驚き。(日本茶に対する興味も並外れていました。) しかし、その驚きはこれだけでは止まりませんでした。 アメリカツアー1週間が過ぎたころ、ちょうど税関問題の真只中にあったころに、突然一通ののメールが。。。 シアトルにある、日本語の情報誌「ユウマガ」(シアトルではいちばんメジャーな日本語の雑誌)の発行会社に所属する浅野さんというからの連絡で、「シアトルでのおぶぶの活動に興味がある」とのこと! そして当初は、ティーハウスのオーナーに会うだけだった予定が、浅野さんのきわめて献身的な尽力のおかげで、ティーハウスでのイベントの予定を組み込むことができました。 そして、空港からダウンタウンへの公営バスを降り、その浅野さんとはじめてお会いしたのでした。 その足で、ユウマガのオフィスに移動、おぶぶのお茶がどういうもので、どのようなことをしたいのかを説明させていただきました。 紀子パーマー社長以下4人もの方が、おぶぶのお茶を楽しみ、熱心にお話を聴いてくださりました。 常識では理解できないような出会いの連続、『縁』という言葉以外では説明がつかないくらい、はじめは弱いつながり。 そんな細い糸をつむいで、最後の町シアトルでの活動が始まりました! ティーハウス(kuan Yin)でオーナー・マーカスに会う ティーハウス(Kuan Yin)のオーナーマーカス シアトル一軒目のティーハウスは、ワシントン大学のほど近くにあるティーハウス(Kuan Yin:観音という意味だそうです)。 18年くらい続く、ティーハウスで、オーナーのマーカスさんは、元サイコロジスト(心理療法家)で、2年前にこのお店を譲り受けたとのこと。 ここでの洗礼は、ほうじ茶はホウジチャだし、玄米茶はゲンマイチャ、煎茶は当然のごとくセンチャという名前で販売され、人気は、ゲンマイチャとのこと。 その後分かったことなのですが、シアトルでは、ゲンマイチャ、ホウジチャ、センチャ、ギョクロは、そのまま通じます。 実際にお店で使われているほうじ茶の急須と茶碗。 注目は茶碗の大きさ。 しかも、ここKuan Yinでは、使っている茶碗もビアジョッキのような巨大なマグカップではない!! これにはたまげました。 マーカスさんにも、おぶぶのお茶を楽しんでいただき、そして興味を持ってもらうことができました。 もしかしたら、さっそく取引が始まるかもしれません!
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2/26 9:30 ティーハウス(Perennial tea room)で打合せ/14:00 カフェ(panama hotel)でイベントティーハウス(Perennial tea room)で、クリスとジュリー、アンに会う。 ジュリー(左)とクリス(右)と一緒に。 この日は朝から、魚市場で有名なパイクプレイスにある、ティーハウス(Perennial tea room)で、クリスとジュリー、アンに会いました。 このお店は、紅茶を中心に100種類くらいのお茶を扱う、お茶の専門店。 紅茶やウーロン茶とは違った日本茶の魅力をたっぷりお伝えしました。 なかでも、出がらしの茶葉が食べられるということには、とても驚いていました。 ここ(Perennial tea room)では、明日の午後から、イベントを開催するので、その打合せも兼ねていました。
カフェ(panama hotel)でのイベント。シアトルでの奇跡が現実に。 パナマホテルのイベントにて 日本にいるときには、全く予想もしていなかった出会いの連続で、この日、カフェ(panama hotel)でイベントをすることができました。 浅野さんを中心とした、多くの方のご協力で実現することができました。 このパナマホテルのカフェは、100年以上の歴史がある建物で、日本人が設計、建築したものだそうです。 シアトルでの日本人の移民の歴史は長く、100年以上昔にさかのぼります。 大正時代には、日本人街もあり、そういった意味でも、日本茶をはじめとした日本文化になじみが深いのでしょう。 ティーハウスのディスプレイ もちつきのきねとうすや人形が。 ということで、ここパナマホテル・ティーハウスでのイベントには、日本人や日系人の方が多く集まってくださいました。 なので、この日のデモンストレーションは、ほぼ日本語。(笑) いま、アメリカ合衆国には、日系アメリカ人が30万人以上いるといわれています。そして、駐在や留学、国際結婚などで多くの日本人が生活しています。 アメリカに日本茶を持ってゆくということは、純粋な(という言い方が正しいのか分かりませんが。)アメリカの方を対象とするだけでなく、日本から渡った人たちや日本の文化を受け継ぐ人たちにも飲んでもらうということが、目的になるようです。 ドレッドヘアの二人も日本茶を楽しんでくれました! 太平洋を隔てて、日本と隣接するアメリカの西海岸には、そういう人たちがたくさん住んでいることを肌で感じることができました。(資料では読んでいたものの実感が伴っていませんでした。) 今回のイベントに集まってくださった方は、現地の日本人コミュニティのメーリングリスト(連絡網)で僕たちのイベントを知ってくださった方が主。 こういったコミュニティにアクセスして、イベントを開催するということも大事だということをいまさらながら、学ばせていただきました。 |
2/27 10:30 カフェ(seattle tea cup)で打合せ/14:00 カフェ(Perennial tea room)でイベントティーハウス(seattle tea cup)で、エリザベスと会う。 ティーカップにて。 ちかい将来おぶぶのお茶がここで飲める! この日は、朝から、クイーンアン通りにあるティーハウス(シアトルティーカップ)のオーナー・エリザベスさんとお会いしました。 予定より5分ほど、早くついたにもかかわらず、エリザベスさんは、ばっちりスタンバイ! 期待の高さを感じました。 ほうじ茶、かぶせ茶、玄米茶、抹茶、番茶などを順にティスティング。 どのお茶にもとても深い興味を示してくださいました。 なかでも、エリザベスさんのお店の日本茶で一番人気がある玄米茶は、すぐにでも取引が始まりそうなくらいの勢い! ちょうど日本茶の取引先を探していたそうで、グッドタイミングだったようです。 ティーハウス(Perennial tea room)にてイベント 逆光でかなり見にくいけど、イベント中です。 この日の午後からは、パイクプレイスのティーハウス(Perennial tea room)に戻って、小さめのイベント。 この日も日本人の方を中心にお客様が来てくださいました。 ここでの出会いのびっくりは、シアトルで日本茶の販売を専門にはじめてらっしゃるという杉本さん。 やはり、僕たちと同じように考えて、しかも現地アメリカにて、すでにビジネスを始めてらっしゃる方がおられるのです。 きっとこれからは、この杉本さんのような方たちと一緒に、世界に向けて高品質の日本茶を広めていく活動が始まるのではないかなという気がします。 【予定変更】残念ながら、スターバックスにはいけませんでした。 当初、この日は、スターバックスに乗り込んで、プレゼンする予定でしたが、結局実現しませんでした。 くしくも、僕たちのシアトル滞在中に、スターバックスは、提供しているコーヒーの品質を向上させるため、バリスタ(コーヒーをいれる専門の人)の再教育のため、日中3時間、全店舗を休業していたのでした。 そんなこともあり、今回のプレゼンは実現しませんでした。 来年、はたしてプレゼンは成功するのでしょうか!?
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2/28 13:00 帰国 シアトル発⇒成田着シアトルのバーで飲み明かしました。 いよいよ、22日間のアメリカツアーのすべてを終えて、日本に帰国。 前日の夜には、打上げということで、ジェームスが友達を集めて、飲みに連れて行ってくれました。 キャピタルヒルにあるスタンドバーでビールやバーボンをしこたま飲んで、生まれてはじめてアメリカ流のカラオケにも挑戦♪ 最高の一夜になりました。 そして、この日、アメリカに着くなり、取り上げられてしまったお茶が満載してあったスーツケース3個と再会。 税関から取り戻すのに2週間、コロンバスからシアトルに届けてもらうのに5日ほどかかり、アメリカを去るきょう、ついに手元に戻ってきました。 中身のお茶は、コロンバスのホストファミリーである豊田さんの多大なるご協力により、もともと予定していた、コロンバス分、ボウルダー分、サンディエゴ分、そして空っぽのスーツケースをシアトルにに送っていただいていたのでした。 今回、本当に豊田さんにはお世話になりました。 そして、スーツケースを受け取ってくださった、ユウマガの浅野さん、オフィスの皆さま、本当にありがとうございました!!
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2/29 18:00成田空港着帰る日についに手元に戻ってきたスーツケース。 一人では、よう持ちません。涙 シアトルを1時間遅れて飛び立った飛行機は、29日の午後6時過ぎに日本に無事到着。 飛行機の中で、このレポートを書こうと思っていましたが、力尽きて、ほぼ眠りっぱなしでした。 今回のアメリカツアーでは、2つの大きなことを学ばせていただきました。 一つ目は、今回のツアーの間じゅう苦しめられ、これからいったいどのくらいの請求額になるのか(苦笑)、かなり心配な税関問題。 この問題は、僕たちの活動が、少しずつですが大きくなっているのにもかかわらず、個人レベルを脱していないということに起因していると思います。 今後とも、自分たちのアイデンティティやお客様、スタッフのアイデンティティを大切にしてまいりますが、今回のような手痛いミスを犯さないためにも、メリハリをつけるべきところは、しっかりとメリハリつけて、大事にしてゆきたいと思います。 そして、もうひとつ。 それは『縁』です。(と呼ぶのが正しいのか分かりませんが。。。) 今回シアトルで特に強く感じさせてもらったことですが、すべての関係の始まりは、とても弱く、はかないもの。 でも、それを親友関係や夫婦のように強く永遠の関係にまでできるかどうかは、その縁に関係する人が、その縁をどうしたいのかという気持ちだけで、つながっていくんだなということを肌身をもって教えていただきました。 そもそも、ぼくたちのアメリカツアーのすべては、日常とそう変わりない、なにけなくそして弱くはかない『縁』に始まり、ほんとうに多くの方の善意に支えられて、これまで3年間続けることができました。 この縁を永遠のものにできるかどうかは、これからどんな関係を作っていきたいかということにかかってくると思います。 そして、この活動がもし広がってゆくならば、きっと奇跡のような出会いのひとつひとつが、大河のように重なって、広がってゆくのだと思います。 そう思うと、これからどんな出会いが待っているのでしょうか? きっと、いまこの文章をお読みくださるあなたとも、いつの日かお会いし、縁をつむいでゆくのかもしれませんよね。^v^ 予想は全くできませんが、とても楽しみでわくわくします。 22日間にわたる長いながい、そしてとちゅう更新が滞ってしまったりもした、2008年のおぶぶアメリカツアー。 ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました!! 次回、さらなる飛躍を目指して、努力を尽くします! |
もし、現地でお会いできるという方がおられましたら、ぜひお会いしましょう! |
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