新茶。春の香りを愉しむぜいたく・・・。ついにお届け開始!2008年新茶(京都・和束(わづか)産のピュアな宇治茶) |
いよいよ、待ちに待った新茶のシーズン到来!
いよいよ待ちに待った新茶のシーズンがやってまいりました。
新茶とは、その年の一番はじめに収穫できるお茶のこと。
だから、新茶は、一番茶とも呼ばれます。
一般的に新茶の収穫時期は、八十八夜(立春(2/4前後)から数えて、八十八日目(5/4前後))前後といわれています。
しかし、日本一早く収穫できる新茶(日本最南端の沖縄で収穫できる新茶)は、例年三月中旬に収穫します。
また昨年、日本で一番高価(卸値で1キロ10万88円が日本最高価格)な新茶を作った茶産地、京都・和束(わづか)町では、ゴールデンウィーク明けの五月中旬が新茶の収穫の最盛期となっています。
新茶は、八十八夜摘みが良い。」と一般に言われていますが、実際の新茶の収穫時期には、けっこう開きがあるのです。(日本は南北に長い国ですからね。)
ことしの新茶は出来がいい。
ことしは例年に比べ、よく冷え込んだ冬でした。
お茶の木は、常緑樹ですので、冬でも葉が落ちません。葉は落ちませんが、茶の木は冬の寒いあいだ、冬眠状態になります。
そして、お茶の木は冬眠しながら、ゆっくりと土から栄養素をカラダに蓄えてゆくのです。この蓄えが、春、新茶の成長に使われ、そして新茶の味や香りの元になるのです。
寒い冬に、お茶の木が寒さに耐えながら、春の新茶のためにゆっくりと英気を養っているのです。
新茶はなぜおいしい?
なぜ新茶はおいしいのでしょうか?
新茶には、冬の寒さに耐えながら、蓄えた栄養素がたくさん詰まっています。
科学的に見ても、新茶には、うまみ成分や香りの成分が二番茶や秋番茶に比べて多く含まれています。
ですので、科学的に見ても新茶はおいしいといえるでしょう。
しかし、新茶のおいしさはそれだけではないと思います。
四季の移り変わりがはっきりとした日本において、新茶の萌える緑は、冬から春への季節の変わり目を告げる新しいいのちの象徴だったに違いありません。
そのいのちのエネルギーが新茶には詰まっているように思えます。
新茶のもつそのいのちのエネルギーは、科学的な分析ではとらえることができないかもしれません。
しかし、古来より日本人が新茶を大切にしてきたことや、僕たちが本能的に新茶の香りをおいしく感じる理由には、新茶のもついのちのエネルギーを感じるからではないでしょうか?
今年もいよいよ新茶のシーズンです。
一年のうち、春にしか飲むことができない、とれたての新茶の香りをどうぞお楽しみください。